イタリア子育てコラム ①イタリアの離乳食事情 赤ちゃんが最初に食べるのは?

イタリア子育てコラム ①イタリアの離乳食事情 赤ちゃんが最初に食べるのは?

娘ももうすぐ2歳をむかえようとしている今日このごろ

すっかり離乳食は卒業して自分でフォークやスプーンを使って食べられるようになりました。

さて、今回はイタリアで子育てされる方、または赤ちゃん連れでイタリアへ旅行される方へ

イタリアの離乳食情報をご紹介します。

 

イタリア子育てコラム②イタリアの離乳食はどこで買う? はこちら

日本とちがう?イタリアの離乳食事情


日本では10倍がゆからスタートし、徐々に野菜やお魚、お肉を加えていくのが主流ですが、イタリアの離乳食は粉末状の粉をベースとして使います。

その種類は3つ。

・Farina di Riso(お米の粉)

・Semolino(セモリナ粉)

・Tapioca di mais(とうもろこし粉)

4ヶ月の離乳食初期はお米の粉をミルクで溶いたり、野菜のブロードで溶いて与えます。その後の7〜8ヶ月の中期に入るとイタリア人の主食であるセモリナ粉を食べはじめます。こちらも野菜のブロードやミルクと溶いたりします。

パッケージに表記されているDal 4(4ヶ月から)を参考に、はじめはお米でなくセモリナ粉からはじめている赤ちゃんもいますのでアレルギーに注意し、主治医と相談しながら与えてみてください。

写真の真ん中のパッケージはパスティーナ(小さなパスタ)。娘のパスタデビューはこの小さなつぶつぶパスタからでした。パスタのように茹でてから、ブロードを使ってスープパスタとして食べたり、ピューレと混ぜても使用できます。

 

基本の味付けは

・野菜のブロード
・ティースプーン1杯のオリーブオイル
・パルメザンチーズの粉

と赤ちゃんの頃からイタリアン。

 

日本ではオイルもチーズも少し後から与えるのが主流なのではじめは驚きましたが、お粥から始めた娘もお腹を下すことなくすくすく育っています。

 

ノンナ直伝の野菜のブロード(ベビー用)の作り方


写真は市場で仕入れた野菜。ブロードやピューレなどにして離乳食に使用します。

ブロードは日本で言う出汁にあたり、イタリアではリゾットやパスタなど様々な料理に使われます。
教わったブロードはとってもシンプルなので、もっと風味をつけたければ玉ねぎ、セロリ(セロリは味が強いので出来上がる少し前に加えて煮込みましょう)トマトを加えると風味が楽しめる本格的なブロードができあがります。

材料

・じゃがいも 2個
・人参    2本
・ズッキーニ 2本

鍋いっぱいのお水を入れ皮を向いて、ざく切りに切った野菜を入れ沸騰したら弱火で約30〜1時間
コトコト煮込みます。小分けにして冷凍保存もできますが冷蔵の場合は2、3日ほどで使いきるようにします。

 

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