海外旅行で盗難被害にあわないためにイタリア在住の私が気をつける事
トリノの治安は他の都市ローマ、ミラノ、ナポリに比べて比較的良い方ですが
残念ながらイタリア旅行中にスリや窃盗の被害にあったという方の話を良く耳にします。
ミラノ大使館のサイトから日本人の犯罪被害のワースト3は
1位「スリ」
2位「置き引き」
3位「車上狙い」
のようです。
イタリアに到着し慣れてくると、安全な場所なような気分になり、「自分は大丈夫」とついつい油断してしまいがちですが
日本人は意外と海外でも見分けられやすいようなので、常に注意が必要です!
特に犯罪被害を耳にするのは空港、レストランやカフェ、そしてイタリア国内の電車の中。
人が多い場所や、観光地、どこにいても常に気をつけて行動しましょう。
以下はイタリア在住の私がイタリア国内旅行中、又は住みながら気をつけていることです。
①宝石、貴金属類は身につけない。(特に観光中)
特にディナーにでかける時や特別なお出かけ以外には貴金属は身につけずに出かけるようにしています。
光り物が多いほどリスクも多いと思った方がよいでしょう。
②ファスナーが付いているか、開けにくい鞄を持ち歩くようにしましょう。
観光中に目を離している好きに鞄を開けられて中身をすられた!ということがないように
鞄の口はきちんとしまるものにしましょう。斜めがけバッグは後ろにまわしてかけていると簡単に
開けられてしまうのでご注意ください。③食事中もバッグから目を離さない。
よく耳にする窃盗の被害はレストランやカフェでの食事中、ふと目を離した隙にバッグがなくなっていたということ。
できれば鞄の肩がけヒモや取っ手など椅子に固定しておくと確実です。④大金は持ち歩かない
ホテルなどにセキュリティボックスなどに置いておける場合は必要最低限のキャッシュを持ち歩くのがスマート。
お財布も海外旅行用にシンプルなポーチなどに入れ替えて移動するなどした方が安心ですね。
⑤夜は出歩かない
これは海外では基本中の基本。イタリアでの女性の夜の一人歩きは絶対に避けましょう。
近所へ出かける際にも暗くなると友人夫婦が送ってくれたり、主人がむかえにきてくれたりと
夜の外出は特に気をつけてすごすようにしています。
夜どうしても移動しなくてはならないときは確実に安心してのれるタクシーを利用するようにしましょう。
⑥新しく出会う人を信用しない
どんなにフレンドリーで愛想がよくても、観光客は一番ターゲットにされやすいということを忘れてはいけません。イタリア語が話せない場合、空港から中心地へのタクシー移動では長距離料金がきまっているので増額料金を請求されないように気をつけましょう。
私も初めてイタリアにきた時、タクシー運転手がとってもフレンドリーだったのですが2倍の料金を請求された経験があります…。
ホテルも道の反対側に泊められて、結局何もできず…。
せめてタクシーのナンバーなどを写メっておくなど対策をとっておくと予防なりますね。⑦日本でするおしゃれはイタリアではとっても目立つことをお忘れなく
イタリアではバカンスの習慣があるのでトラベルジュエリーが人気です。これは万が一窃盗にあっても泣き寝入りしない程度の宝石に似たデザインのアクセサリーで街でよく見かけます。日本のように100%のおしゃれはイタリアでは格好の餌食。
女性の場合特に
•ブランド物を持ち歩くこと
•露出したファッション
•走って逃げる(追いかける)ことができない格好
で出かける際はなるべく控え、出かける場合は充分に注意しましょう。
⑧テラス席で携帯をテーブルに置きっぱなしにしない
イタリアでは暖かくなるとテラス席に座る機会が増えます。携帯をテーブルに置いて食事やおしゃべりすることはよくありますが、外の席に座る時は携帯はなるべくおかないように気をつけています。
ジプシーとよばれる人々がお金をせがみに来たりすることもありますし、彼らは盗みが仕事、さっと取って逃げられてしまう危険性も頭に入れておきましょう。⑨エレベーターに乗る際は細心の注意を払う
一人でエレベーターに乗る際は、後ろに危なそうな人がいないか確認してからのるようにしています。
女性の場合は疑問に思ったら一緒にのらないようにするなど、密室をなるべく避けるよう気をつけましょう。⑩ジプシーに注意!
ジプシーの大半は女性で、髪の毛がみつあみ、ダボッとしたスカートや古着を着ていて30〜40代位の年齢層に見られます。
ジプシー1人で寄ってくることもありますが、小さな子供を寄ってこさせたり、布にくるんだ赤ちゃんを見せるようにして、布の下からカバンの中に手を入れようとする場合もあります。4〜5歳位のジプシーの子供だけが、スリをする時もあります。
近づかないようにする、はっきりノーといって対処しましょう。
※イタリアでの犯罪に関する詳しいサイトはこちらにも詳しく説明されています。
http://www.amoitalia.com/baggage/attention.html
http://italia.cheris.net/spot/tips/post-30.html
イタリアで犯罪・被害にあってしまった際は?
ミラノ総領事館のサイトミラノ総領事館安全情報URLから引用しています。
■イタリアで犯罪・被害にあってしまった際は? 1. 先ずはクレジットカードなどの貴重品が悪用されないように停止する 財布や携帯電話を盗難されたことが分かった時点で直ぐにその効力を停止する措置を執ってください。カード会社や携帯電話会社の連絡先が分からない場合には当館に電話連絡で照会してください(24時間対応)。クレジットカードの裏面に紛失・盗難時の緊急連絡先が記載されていますが,普段から別の形でメモに取っておきましょう 2. 最寄りの警察署に被害届を行ってください(後に保険会社へ損害補償を請求する時に必要となります)。 警察署は各都市に点在していますので被害にあった場所から最寄りの警察署に届出を行ってください。警察署が見つからない場合、巡回している警察官や警察車両に最寄りの警察署を尋ねてください。 3. パスポートが盗難された場合は再発給が必要です。 被害当事者となった場合の対処の詳細は下記URLで http://www.milano.it.emb-japan.go.jp/sicurezza/taisho.htm■総領事館からのお願い 1.総領事館への連絡 犯罪の被害に遭遇したり、被害に遭遇しそうになったり、友人・知人などから被害を聞いたりした方は、総領事館へ連絡してください。御連絡は,総領事館の方へ直接お越しいただいても、電話及び電子メールでも結構です(開館時にお電話を頂く場合には、 電話交換手に「INCARICATO PER LA SICUREZZA」と告げてください)。
■在ミラノ日本国総領事館 開館時間 9:00-12:30, 13:30-17:45 (月-金) |
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